重要性の高いことを強制する

仕事において、重要性と緊急性のマトリックスで優先順位を決めることは、とても重要です。特に、重要性の高いものを優先して行動することを習慣化することが、組織の成長になります。

 

重要性の高いものは見えないので、頭では理解できても行動を先送りしてしまいます。そもそも重要性が高いものは何か?が分からないことも往々にしてあります。

 

人は、時間がないと思うと、より時間が気になるようで、忙しいと感じると、重要でなくとも、緊急の用事を優先する、という実験結果があります。

 

いつも緊急性の高い急ぎの仕事を優先していて、重要性の高い仕事を先送りしていると、結果としてストレスが溜まり、やりがいを失ってしまう悪循環に陥るようです。

 

重要性の高い仕事に取り組む時間を、あらかじめ毎日2時間ブロックして仕事をする実験をしたところ、生産性が上がり、自分の仕事に対する満足度が高くなった人が多かったようです。

 

この実験結果から、時間管理を社員に任せていると常に緊急性の仕事をやってしまうので、重要性の高い仕事を毎日必ず一定時間行うことを義務付けて、社員のタイムマネージメントをコントロールすることが、組織の成長にとって必要不可欠だと思います。

 

組織として強制的に重要性の高いことをやらせることが、長期的には重要なのですが、一方で、緊急性の高いものもしっかりとやらなければ、
短期的にはクライアント対応の質が下がると思われがちです。

徹底的に重要性の高い仕事をするためには、その効果を確信していなければ、強制させることができず、組織として成長できない罠に陥ります。

 

重要性の高いものは、仕事だけでなく、勉強やリーダーシップ研修など、学習するものもあります。社員に業務時間以外の時間を強制することは出来ませんが、社員の仕事に対するやりがいや、
成長を考えると組織として勉強する文化形成は非常に重要です。

まずは、管理者以上が、重要性の高いものに取り組む習慣化だと思います。

以上


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