逆算思考と積上思考

目標達成をするためには、逆算思考が必要だということは、誰でも分かると思います。

では、習慣化されている思考法は、逆算思考か積上思考かと問われると、多くの人は積上思考になってしまっていると思います。逆算思考が習慣化されている人は、成功する思考法が習慣化されているので成長も早く成果を出すこともできています。

 

逆算思考の習慣化には下記の3つが必要だと考えます。
・目標を設定する力
・深く考える力
・見えないものを見ようとする力

 

上記のうち、一番難しいのは正しい目標を設定する力です。目標は短期のものと長期のものに分類できますが、どちらにしても、自分が本気で達成したいと思う目標を設定をするには、深い自己対話が必要になります。そうでなければ仕事においてもゴール設定をせずに目の前の業務に追われてしまいます。

 

目標設定をするには、見えないものを見ようとする必要があるので深く考えなければなりません。

よって、多くの本を読んで勉強し、答えのない問いを深く考えることを習慣化する必要があります。

つまりは、今の緊急性の高いものをとりあえずやる、という行動の習慣が積上思考になってしまうのです。

 

このように考えると、結局、思考法は人生の目的や目標が明確かどうかに関わるので、生き方が問われるのです。

 

目標達成についての手法に関する本は沢山あるので、勉強して忠実に実践すれば、誰でも達成できるでしょう。しかし、目標設定の方法についての本は、あまりありません。

 

目標設定をしようとすると、自分は何をしたいのか?という問いかけにつながり、迷走して自分探しの旅に出てしまう恐れがあります。
そうではなく、相手は何を望んでいるのか?を考えることにより、やるべきことが見えてくるのです。

多くの人にとって人生の目的は人に貢献することなので、自分中心ではなく相手中心に人生の目標を考えることにより自分の使命が明確になりやすいでしょう。
自分の使命が明確になれば、目標も明確になり、逆算思考になることができます。

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