これからの時代を生き残るためには・・・

この話の前提には、”死ぬ”という意味が込められている。

なぜなら、死ぬことが前提に無ければ、”生き残る”ことを

考える必要性はありません。

 

この”死ぬ”ことを考えることで、”生きる”というものの

意味も見えてきます。

つまりは、死生観(又は人生観)。

 

この死生観を考えるうえで、田坂広志生の有名な言葉で

”3つの真実”というものがあります。

 ①人は、必ず死ぬ

 ②いつ死ぬか分からない

 ③人生は一度きり

 

これは人に限らず、企業も同じで、”いつか必ず無くなる”

という前提をもっている必要があるのではないでしょうか。

実際の倒産件数を見て見ても、決して少ない数ではありません。

 

そして、経営者の死生観が、その会社の経営にも表れてきます。

 

「会社が無くなる」という事は、多くの利害関係者に対して

迷惑かけることになります。

だからこそ、存続させ続け、そして今より良い価値を生みだして

いかなければならない、と考えられると、その先に生まれるのが

”危機感”。

 

会社が亡くならないためには、何をしていけばよいのか。

今何をすべきか。それを経営者は24時間365日考えています。

 

同じように社員にも考えてほしい。

その思いから”危機感共有”を経営者がすることもありますが・・・

実際これは難しく、思いを込めて言えば言うほど、雰囲気も重く、

社員の顔も暗くなっていく、という事が多い気がします。

 

とはいえ、経営者一人がこの危機感をもって、では

「経営者が頑張る会社」にしかなっていきません。

 

少なくとも、経営幹部はこの共有が必要であり、

経営者と同じ視座、視野、視点で物事を見れる人、

同じ価値観を持っている人をどれだけ増やしていけるか。

 

ビジネスモデルや戦略ももちろん大事ですが、それこそが

”生き残る会社”になる道なのではないでしょうか。


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