新型コロナウィルスの終息する兆しは見えず、昨年に引き続き二度目の緊急事態宣言が一部の都道府県で発令されました。前回よりも感染者数等は増えているものの、気持ちの面では抗体ができたのか、緊張感は低くなっているように思えます。
一方、もちろん業種業態や会社規模によって事業は異なりますが、企業は前回の緊急事態宣言での反省(?)を踏まえてか、その後在宅ワークの環境を整えるようになり、積極的に“出社をさせない”働き方を進めているようです。
賛否両論がありますが、在宅ワークという働き方は、どちらかと言えばこれまでの働き方(会社へ行って仕事をする)よりも優れている、という風潮があり、特に「生産性が上がった」「集中できる」「時間を有効活用できる」といった声は多いのではないでしょうか。
おそらく、この流れを変えることは難しく、これまでと全く同じ働き方には戻っていくことはないでしょう。しかし、この在宅ワークという働き方だけで会社が継続した成長をし続けられるかといえば、そうとは思えません。
仕事における成果とは”正しい戦略”と”実行”によって生み出されます(成果=戦略×実行)。
在宅ワークは、あくまでも仕事における様々な働き方の一つの方法であり、特に生産性にフォーカスがされています。実際メリットとして取り上げられる声も費用の削減や効率といったものであり、成果を上げるための戦略面よりも実行面での話題ばかりです。
有効的な戦略があり、その実行を効率的に行えば、より多くの成果を手に入れることは出来ます。しかし、時代の変化と共に戦略もまた変更(イノベーション)が必要になってきます。
どんなに既存の戦略が優れていたとしても、時代にそぐわない戦略であれば効率を上げれば上げるほどマイナスの成果により早く到達するだけです。
企業活動は衰退するようにできています。次のイノベーションを起こさずに効率性だけを追求すれば、待っているのは衰退だけです。
効率を考えて在宅ワークの環境を整えることで効率が良くなり、既存の戦略においては成果が出る組織にはなるかもしれません。しかし、イノベーションを起こすための仕組みも整えなければ、成果を出し続ける組織にはなれないでしょう。
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黒岩 洋一
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