目的なき完璧主義と行動なき目標設定

こんにちは、株式会社東京コンサルティングファームの小林です。

 

私の血液型はA型です。

血液型占いでよく言われるのは、A型の特徴は几帳面、神経質だということです。

あまり占いなどは信じないのですが、細かいことをコツコツやるという意味では、ある程度当たっているのかもしれません。

物事がスケジュール通りいかないとか、ワークシートが埋まっていないというのが基本的には許せないので、きちんとやろうと思うわけです。

 

しかし、私のこういう性格には裏があり、いつの間にかやること自体が目的になってしまうということがあり、結果としてうまくいかないということも多いのです。

我々の行う意思決定には2つの種類があると思います。

1つ目は、やることを決める意思決定

2つ目は、決めた(もしくは決まった)ことを実行する意思決定

 

1つ目の意思決定は、行動の方向性を決めるもので、2つ目の意思決定は実行を決めるものです。

成果を出すためには、この2つのどちらも欠けてはいけません。

先ほどのA型の例で言うと、2つ目の意思決定をして行動はするが、その行動がいつしか目的につながっていない。

 

1つ目の意思決定を再度考え直すというプロセスが弱いとこうなるのだと思います。

1つ目の意思決定をしても、2つ目の意思決定ができないというパターンもよくありますね。

本を読もうと意思決定しても、今日は疲れたから明日から・・・というパターンです。

 

こういう失敗を起こさないようにするにはどうすればよいか?

それは意思決定を常に1と2のセットで考えるという習慣に尽きるのではないでしょうか。

車も、アクセルを踏んでも、エンジンの回転がギアに伝わってタイヤを動かさなければ走りだしません。

また、その車を動かすというのも、どこに向かって走り出すのかというステアリング操作がなければ明後日の方向に行ってしまいます。

もっと言えば、どこが目的地なのかを認識しなければ、そもそも車を運転する意味すらないのです。

だから、どこに向かおうとしているのか?という目的の設定がまずは大事なのですが、やることを決めれば、基本はすぐ行動。すぐできないものは、いつやるかを意思決定するということですね。

 

仕事でも、「やりましょう!」で終わることほど意味のないものはないので、すぐやる、必ずやる、できるまでやる(日本電産永守会長の言葉です)という所までの意思決定が必要ですね。

そして1つ目の意思決定の前提となるのが、私たちがどこまで走ってきたのかというこれまでの行動(=2つ目に意思決定の結果)になるはずなので、有効な意思決定をするためにこそ、行動が必要だということになります。

1,2→1,2→1,2・・・これの繰り返しが私たちをゴールへと導いてくれるのだと思います。

 

以上、お読みいただきありがとうございます。


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株式会社東京コンサルティングファーム

小林 祐介

 

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