会社で起こるマウント対決を解消するには?

こんにちは

東京コンサルティングファームの山﨑です。

今日は「会社で起こるマウント対決を解消するには?」というテーマでお届けしたいと思います。

 

企業はヒトで成り立っている。

 

この言葉の通り、会社経営において「ヒト」という経営資源が一番重要だということは経営者であれば周知の事実であるかと思います。

また、すべてのヒトが起こす問題の原因は人間関係にあると言われています。これは有名な心理学者アルフレッド・アドラーの言葉です。

企業が「ヒト」で成り立つなら、企業で引き起こる問題もまた人間関係だといっても過言ではありません。

 

今日は企業内の人間関係の問題として、多くの会社組織でも当てはまるであろう事柄について触れながら「本当の謙虚さ」についてお話ができればなと思います。

 

さて、経営者視点でみて、会社の中でマウント合戦をみたことがありますか?

もしくはマウント合戦をした経験はございますか?笑(もしかするとマウントを取っていると気づいていない場合 )

 

マウントというのは、自分の優位性を自慢したり、威圧的な態度をとることを言います。

会社の例で言うならば、入ったばかりの新卒は熱いパッションを持って上司を早く追い越すために必死に努力をするものです。会議の場合では積極的に意見を出したり、提案をして上司に対してアピールすることもしばしばあるかと思います。

その際の上司の発言や態度、リーダーシップは組織として腕の見せどころと言えるでしょう。

 

やってはいけない態度としては、これまでの自分の知識経験をフル稼働させて、新卒の部下の提案や意見を潰しにいくことです。上司からすると「調子に乗っているな」「場もわきまえず自分の評価を求めてくる姿勢ばかり」と思うのでしょう。もちろん部下も負けずに上司の指摘に対して徹底して交戦。

そして最後に「お前には謙虚さが足りないんだ」と一蹴

 

こんな場面はどの企業にもあり得ることだと思っています。

ですが、周りの人間、新卒社員は言葉にはせずとも、「あなたが一番謙虚じゃないんですよ」と思っています。

 

さて、上司の人間が放った謙虚という言葉。

 

これは上にあげた例では、誤った使い方です。そしてマウント合戦に挑んだ新卒社員も実は、上司の言う通り謙虚ではないことも事実です。

 

本当の謙虚さとは何か?

 

私が思うに、謙虚とは自分の思っていることや自分の姿勢を卑下することではありません。

謙虚とは自分と比較した短所ではなく長所を見つけ、相手から学ぶ姿勢ではないかと私は思っております。

 

マウントを取る上司の心理は「すぐにバカだと思われるのではないか」「後輩よりも優れた上司でいたい」というようなエゴでもあり恐怖心です。恐怖心が強い言葉となって新卒や後輩にぶつけてしまうのです。

 

しかし、上司は本当の謙虚な心で「なるほど」「確かにそれは正しいと思う」と相手から得たいい気づきや自分の考えになかったことを新しい学びとして、相手へのリスペクトを持ちましょう。なぜなら上司は後輩よりも優れている必要がないからです。そもそも会社をよくするために行われた議論であるのですから、会議で正しい意思決定が行われ、それがアクションプランとして実行されるようになることが一番重要です。会社という組織をよりよくする、売上をあげる、など目的が達成されやすい方を選ぶことが一番重要なのです。さらに上司が意思決定者ならば、なおさらマウントを取る必要性は全くありません。意思決定が仕事なので。部下は浴びるほどのすぐれた意見うあアイディアをもらい、最終的に組織として正しい方向への意思決定をすればいいのです。

今回のケースは上司も部下も謙虚さを忘れてしまっています。私が考える本当の謙虚ができていない状態です。

上司は、部下のいい意見をリスペクトする。部下はその上司がなぜ上司であるのか。自分がこの上司と現状で違うところを見つけリスペクトする。両者の謙虚な姿勢が強い組織づくりの第一歩です。

 

人事組織のコンサルティングで最近求められるのは、クラウド人事であったり、業務効率化などのいわゆるHOW TOです。ですがどの時代にも共通する最大のコンサルティング課題は「人間どうしの間でおきる問題」です。

そして組織の人の課題を解決できるのはシステムではなく人であり、中小企業やベンチャー企業では特にミドルマネジメント層の人間が一番ヒューマンリスクに対する課題解決能力を求められます。

 

ミドルマネジメントが中小企業やベンチャー企業の未来を握ると言っても過言ではありません。

 

弊社では、ミドルマネジメント層の教育サポートを実施しております。

 

もし少しでもご関心があれば、ご連絡ください。本日は以上です。

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

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