皆さん、こんにちは。
国際事業本部の武田です。
フランスの哲学者、ポール・ジャネーは、主観的に記憶される年月の長さは年少者にはより長く、年長者にはより短く評価されるという現象を心理学的に説明した。
以下の公式が成り立つのだそうだ。
例えば、50歳の人間にとって1年の長さは人生の50分の1ほどであるが、5歳の人間にとっては5分の1に相当する。よって、50歳の人間にとっての10年間は5歳の人間にとっての1年間に当たり、5歳の人間の1日が50歳の人間の10日に当たることになる。
(5歳〜20歳までの心理的な体感時間)
—————————————————— = 1
(20歳〜80歳までの心理的な体感時間)
さて、歳をとれば取るほど、同じように過ごしていても時が経つのが早く感じるのは、その為である。
経営者にとって悩ましい問題の1つが後継者問題である。
後継者を育てるのには、ある一定の時間が掛かるが、いつまで経ってもなかなか育たない。
本当にこの人でいいのか。経営者の悩みは尽きないだろう。
しかし、時間が掛かるにも関わらず、後回しにされがちな問題である。
緊急性と重要性の観点において、どうしても緊急性に偏ってしまう。
しかし、人生を逆算的に捉えて行動できるか。
自分自身が、思っているより残されている体感の人生は長くない。
先送りの意思決定を辞め、今こそ優先順位を考え行動しなければいけない時である。
今週は以上です。
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武田 麻利奈
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