経営者と社員の間で起こる「やってる。やっていない。」問題。

―――「今、あの仕事はどうなっているのか?」

 

この一言が経営者から出ない状態。

つまりは“報連相が徹底されている”状態であれば、どれだけ楽か。
そう思う経営者の方は多いのではないでしょうか。

しかし、現実はそう上手くはいかず、このような”確認“をしなければならないことも起こってしまいます。

 

そのような時に、社員はどのように回答するでしょうか。

この回答の仕方によって、社員がどのような思考か。つまりは“成長するタイプ”なのか“成長しないタイプ”なのかが分かります。

 

究極的に言えば、回答としては“0%”か“100%”の二つしかありません。

  • 0%は“出来ていない”
  • 100%は“出来ている”。

これ以外の“第三の回答”。つまりは“プロセスを報告”されることほど、経営者にとって苦痛の時間は無いかと思います。

 

社員側は、「今の状況をしっかりと報告しよう」と思い、現状を詳細に“報告”したつもりであっても、
経営者側からすれば、“説明を受けている”という状態になり、本当に聞きたい“報告(出来たのか。出来ていないのか。)”が聞けない

このギャップは良く起こりうる事だと思います。

 

話を戻すと、このような報告を求められた場合の回答として、大半は怒られたくないと思い、自己保身のために「やっていること」を言う人が多いのではないでしょうか。

 

  • 「今、やっている最中です」
  • 「ほとんど出来てます」
  • 「●●と●●をやりました」

と、自分自身の行った“行動”を“成果”として報告するタイプであり、
このタイプは「成長しないタイプ」に区分できるのではないでしょうか。

では、成長するタイプの社員とは、どんな回答をする人なのか?

 

実際に、このような質問をされるときは、仕事の進捗が0%又は100%ではなく、“1%~99%の間”であることがほとんどです。

 

普通の人は、99%を「出来ている(ほぼ終わっている)」として考えます。

しかし、成長するタイプの社員は、100%以外を全て「出来ていない」と認識し、経営者に対して「出来ていない事」を報告できる社員です。

 

前者は、“自己肯定型”。そして、後者のタイプは「まだ出来ていない」とある意味“自己否定”が出来るタイプであり、これが出来る人というのが、将来的にも成長していけるタイプになのではないでしょうか。


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