こんにちは、東京コンサルティング、インドネシア駐在員の須田です。
今回は、インドネシアの最低賃金について触れていこうと思います。
インドネシア政府は2017年5月12日、ジャカルタ特別州知事規則を新たに発表しました。
<第3期首都産業別最低賃金>
① 建設 Rp 3,136,710~3,172,255/日
② 化学・エネルギー・鉱業 Rp 3,360,000/日
③ 繊維・衣料・皮革 Rp 3,355,750あるいはRp 3,390,000/日
④ 通信 Rp 3,417,750/日
⑤ 小売 Rp 3,659,742/日
インドネシアの最低賃金は州や県・市ごとに設定され、毎年1月1日に改定されます。ジャカルタ州においては、そこからさらに業種別分類で、県知事、市長がそれぞれの水準を決定しています。
つまり、一般的に言われるインドネシアにおける最低賃金は各地域政府が定めた目安額であり、その後各州で毎年11月1日までに、県・市で11月21日までに決定・発表することが義務付けられています。このように、インドネシアではその業種によって最低賃金額が大きく異なるため、州や県・市ごとの物でなく、自分の業界の最低額をしっかり認識しておく必要がございます。
以上です。