インドネシアの法人設立スケジュールについて

法務

こんにちは。東京コンサルティングファームの長澤です。

今週はインドネシアでの法人設立のスケジュールについてです。

インドネシアの法人設立は最短で約3~3.5ヶ月かかると言われており、大きく分けると以下のようなスケジュールとなります。
1. 商号申請
2. BKPMへの投資計画申請
3. 定款作成
4. 設立証書申請
5. 納税番号取得
6. 銀行口座開設
7. 資本金払込
8. 法務人権省への設立登記
9. 商業省への恒久営業認可申請

また、これらの法人としての手続と並行して、現地代表者の居住許可/就労ビザの取得も並行して進める必要があり、現地法人設立の際に必要資料として必要となるフェーズもありますので、タイミングに留意して進める必要があります。
ただし、これらの法務的な手続はあくまでもハコになりますので、これらと併せて用地の取得、使用権の取得、輸入許可申請と機械設備等輸入、また幹部、スタッフの採用や研修等を進めていく必要があります。

設立申請のスケジュールとこれらを設立にかかる3カ月とそれ以降で大きくわけると以下のようになります。

1ヶ月目
商号申請
BKPMへの投資計画申請
定款作成
用地選定、仮押さえ、建設権/使用権の取得申請
幹部採用

2ヶ月目
設立証書申請
納税番号取得
銀行口座開設
幹部教育

3ヶ月目
資本金払込
法務人権省への設立登記
商業省への恒久営業認可申請
用地取得、契約
輸入ライセンス取得
スタッフ採用

それ以降
機械、設備の輸入
原材料等の輸入
スタッフの教育
……

特に法務的な手続はコンサルタントを利用するケースが多いですが、その他土地の取得、採用活動等も進めていくことが必要となりますので、事前のスケジュール選定とリソースの確認が大切となります。

以上

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