【経営者必見!】~インドネシアにおける経営のボトルネック~

皆さんこんにちは。
東京コンサルティンググループ、インドネシア法人にて赴任しております、上原陵です。

本日は、インドネシアにおける経営のボトルネックと題し、昨今日系企業経営者様の悩ませる問題をクリアにしていきたいと思います。

・全ての問題は財務に現れる
BSC(バランストスコアカード)という言葉をご存知でしょうか。
ロバート・S・キャプラン(ハーバード・ビジネス・スクール教授)とデビッド・ノートン(コンサルタント会社社長)が1992年に「Harvard Business Review」誌上に発表した業績評価システムであり、現在では戦略的経営システムとして位置づけられています。
以下の図がバランストスコアカードと呼ばれるものです。

企業が活動を続けるにあたり、四つの視点が必要と言われています。
一つが財務、二つ目が顧客、三つ目がプロセス、最後に人・組織です。

そして、我々東京コンサルティンググループでは、財務とそれ以外の視点との間に横棒を一本入れます。
つまり、その他三つの視点とは原因であり、その結果が財務に現れる、と考えているのです。

・問題なのは、何が問題かわからないこと
無知の知、無意識の無能などに代表されるおなじみのフレーズ。それが、上記にある「問題なのは、何が問題かわからないこと」です。
しかし、言い換えると全ての問題は、発見さえしてしまえばいかようにも対処ができるということです。
全ての問題は、発見と同時に80%は解決したも同然と言われています。

・全ての問題のボトルネックは、人に集約する
ビジネスはヒトだとはよく言ったもので、顧客やプロセスにおける問題は、全て人・組織に起因すると考えています。
顧客、すなわち売上や利益は、営業マンが安易な値下げに応じた場合簡単に悪影響を受けます。値下げをしたことで売上高は上がったとしても、販売単価がさがり粗利率が下降してしまうのです。
プロセス、すなわち生産性などの面においても、仕組化や標準化が出来ないマネジメント、
管理職にその問題の発端はあるはずですし、はたまた部門間でのミスコミュニケーションや、単にコミュニケーション不足から効率の悪い働き方をしているケースもあります。

以上のように、四つの視点から企業経営はモニタリングしていかなければならず、特に財務から問題点の特定をし、人・組織からボトルネックの捻出を行わなければならないのです。

本日は以上となります。
来週もどうぞよろしくお願い致します。

 

東京コンサルティングファーム インドネシア拠点
上原陵

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