皆さん、こんにちは!
東京コンサルティンググループインドネシア拠点の飯島 淳です!
いつもブログをお読みいただきありがとうございます。
さて、今回は「インドネシアで飲食店を開業するには?SLHS・ISO・HACCPの必要」についてお話していこうと思います。
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・インドネシア関連セミナー皆さん、こんにちは!東京コンサルティンググループ インドネシア拠点の飯島 淳です。いつもブログをお読みいただきありがとうございます。さて、今回は「インドネシアで飲食店を開業する際に必要な衛生関連の手続き」についてお話していこうと思います。ジャカルタへの飲食店出店をご検討のお客様から「SLHSって何?」「HACCPやISOは必須?」というご質問を多くいただきますので、ポイントを整理してお伝えします。
本記事のポイント
インドネシア飲食店の必須衛生許可は「SLHS(衛生管理適合証明書)」。根拠法令はPermenkes 14/2021号、OSS-RBA経由で申請します。HACCP・ISO 22000は法令上の必須要件ではありませんが、ホテル・大手企業向け取引の条件となるケースが多く、業態次第で取得を検討すべきです。
1. SLHSとは
SLHS(Sertifikat Laik Higiene Sanitasi/衛生管理適合証明書)は、レストラン、ケータリング、飲料水補給店(DAM)、施設内食堂などが衛生要件を満たしていることを証明する書類です。根拠法令は保健省規則(Permenkes)14/2021号で、OSS-RBA経由で申請します。日本の保健所営業許可に相当し、日系の和食店・ラーメン店はKBLI「56101(レストラン)」が中心、リスク区分は中〜高となります。
2. SLHS取得の主な要件
実務上、取得に必要な要件は大きく3つに整理できます。
- 一般要件:NIB(事業者識別番号)、責任者KTPコピー、事業所所在地証明
- 人材要件:食品安全研修(PKP)修了証、食品取扱者の健康診断書
- ラボ検査:飲用水・調理済食品・調理器具・手指スワブ等(KAN認定ラボで実施、結果は1ヶ月以内有効)
インドネシア現地駐在員ブログ | Tokyo Consulting Group© Tokyo Consulting Group | Indonesia Office | Page 2 /手続きは「OSS申請 → 保健局によるIKL(環境衛生検査) → ラボ結果アップロード →DPMPTSPの最終検証 → 発行」の流れです。書類アップロード後14営業日が標準ですが、ラボ検査等の準備を含めると実質1〜2ヶ月見ておく必要があります。有効期限は3年間です。
3. HACCP・ISO 22000はSLHSの必須要件か?
結論HACCP・ISO 22000はSLHSの法令上の必須要件ではありません。Permenkes 14/2021の要件はIKL・ラボ検査・PKP修了証が中心で、HACCP/ISO認証取得は規制上要求されていません。HACCPおよびISO 22000は、認証機関がSNI CXC 1:1969(Rev.2020)に基づき発行する任意認証で、SLHSとは別系統の制度です。有効期限3年、毎年サーベイランス監査が行われます。SLHSが「営業のための法令上のパスポート」だとすれば、HACCP/ISO 22000は「品質保証の上位ライセンス」という位置付けと考えるとイメージしやすいでしょう。
4. 業態別の実務判断
法令上は不要でも、業態によってはHACCPが事実上の必須となります。判断の目安は以下のとおりです。
- 一般消費者向けレストラン:SLHSのみで十分
- ホテル供給・機内食・大手企業向けケータリング:HACCP取得がほぼ必須
- 輸出向け食品工場・外資系小売チェーン納入:HACCP/ISO 22000の両方が望ましいBtoB展開やチェーン拡大を視野に入れる場合は、SLHSと並行してHACCP導入の検討をお勧めします。また2025年10月の保健省通達でMBG(無料栄養食プログラム)関連事業ではSLHS取得が義務化されており、プラボウォ政権下で拡大する政府調達への参入を狙う場合も、早期取得が有利です。
5. よくあるご質問(FAQ)
Q. SLHSの取得費用は?A. ラボ検査費・PKP研修費・申請手数料を含め、Rp 3,000万〜5,000万程度が目安です。Q. HACCP取得のメリットは?
インドネシア現地駐在員ブログ | Tokyo Consulting Group© Tokyo Consulting Group | Indonesia Office | Page 3 /A. 大手取引先からの信頼獲得、輸出展開時の必須要件、政府調達参加資格などです。取得には3〜6ヶ月かかります。Q. 地方都市でも要件は同じ?A. Permenkes 14/2021は全国共通ですが、運用は地方保健局により若干異なります。観光地特有の追加要件もあるため事前確認が必須です。
6. まとめ
インドネシア飲食店の衛生手続きは「SLHS=必須、HACCP/ISO=任意」が基本構造です。ラボ検査等で予想外の時間がかかるため、オープン3〜4ヶ月前からの準備着手をお勧めします。弊社では法人設立から衛生許可・ハラール認証までワンストップで支援しております。お気軽にご相談ください。� 本記事に関するご質問・ご相談は、弊社インドネシア拠点までお気軽にお問い合わせください。
執筆者プロフィール
東京コンサルティンググループ インドネシア拠点 飯島 淳 (Jun Iijima)
東京コンサルティングファーム インドネシア拠点
飯島 淳