中国の役職について

こんにちは、中国・上海の安孫子 悠治 (アビコ ユウジ)です。

 

 

今回は中国の役職についてお話しします。

 

日本語と中国では役職を感じで表すことができるので、誤解の生じてしまう役職がいくつかあります。

 

例えば、「社長」。

 

日本は会社のトップを表しますが、日本で言う「社長」を中国では「総経理」(总经理zong/jing/li)と言います。

 

経理部門のトップのような意味合いの漢字になってしまいますが、中国語の「経理」には「経営する、管理する、経営者」といった意味合いが含まれており、日本で言う「マネージャー」のニュアンスに近いです。

 

そのため、営業部門のトップは「販売経理」、管理部門のトップは「管理経理」となります。

 

一方で、中国語で会計、税務を扱う部門は「経理部」ではなく「財務部」と呼ばれます。

(上記の通り、中国語の「経理」という言葉には「会計」に関するニュアンスが含まれていないため。)

 

日本で「財務部」と言えば、現金預金の出入、借入金管理、有価証券管理といった資金管理を行う部門を意味する場合が多いが、中国ではこれらに加え、会計処理や財務諸表の作成も含まれます。

 

整理すると、

日本企業においての「経理部」は会計処理や財務諸表の作成を行い、「財務部」は資金管理を行うが、中国においては「財務部」が会計処理や財務諸表の作成、資金管理を行う場合が多い。

 

これはあくまで一般的なケースであり、企業によっては「経理部」の中に経理担当と財務担当に分かれ業務を分担しているというケースや、中国の「財務部」の中で経理担当を財務担当に分かれているケースもあり、あくまで「名称の違いがある」と捉えていただくとよいかと思います。

 

 

今回は以上です。

最後までご覧いただきありがとうございます。

 

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