外国人労働者の社会保険強制加入(その2)

前回に引き続き社会保険のお話しをします。

前回お話ししたように、2011年10月15日から、外国人労働者は中国の5険(養老保険、医療保険、失業保険、労災保険、生育保険)に入らないといけません。韓国とドイツの外国人労働者は強制加入になりません。おそらく、韓国とドイツは社会保険協定を結んでいるのでこのような扱いになっているものと思われます。いずれは日本も中国と協定を結ぶことになるかもしれませんが、現段階ではまだ日本と中国はまだ二国間の社会保険協定を締結していません。従って、日本で支払っているといって中国で支払わなくてもいいということにはならず、日本でも中国でも支払う必要があります。

支払う料金は、雇用者は毎月4000元から5000元を支払、従業員は毎月1000元から2000元を負担します。

社会保険の加入方法は現地の人と同じ手続きを踏みます。社会保険のカード番号は国籍番号+パスポート番号です。

ほとんどの企業様が今回の政策に対して様子を見ている段階らしいのですが、罰金等の余計な出費を抑えるためにも、早め早めの対策が必要であるといえます。

今、中国は国慶節で10月1日から7日まで休日となっております。一般の企業はもちろん公的機関もお休みです。従って、その期間中は問い合わせ等をしても対応してくれないと考えられます。

お困りの際は弊社にお問い合わせ頂ければ対応致します。

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