航空機の搭乗制限について

こんにちは、中国・上海の三輪常敬です。

 

中国で活動している企業は、当然の義務として納税や社会保険の納付は実施されているものと思います。

 

もし、違反があった場合には、当事者や責任者の航空機への搭乗が制限される可能性があります。

 

「重要な信用失墜者の飛行機搭乗制限に関する意見(発改財金[2018]385号)」によると、税務や社会保険の分野で違法行為等を行った人は航空機の搭乗が制限されます。つまり、帰国できなくなる可能性があります。

 

上記通知には、搭乗が制限される人として、下記の者が記載されています。

・履行能力があるにもかかわらず、重大な税務違法案件を履行しない当事者

・社会保険分野において、以下の状況の重大な信用失墜状況の責任者

 1企業が規定に反して社会保険に参加しておらず、かつ改めない場合

 2企業が真実の社会保険納付基数によらず申告しており、かつ改めない場合

 3納付すべき社会保険費を納付する能力があるにもかからず、納付を拒否している場合

 4社会保険基金を隠匿、転移、流用などで違法に運用した場合

 5詐欺や偽造によって社会保険待遇を違法に取得した場合

 

税務や社会保険違反を犯している日系企業はあまりないとは思いますが、もし違法状態が発見、指摘された場合には、すぐに是正し追徴等に応じた方がよいと思われます。

 

关于在一定期限内适当限制特定严重失信人乘坐民用航空器推动社会信用体系建设的意见(发改财金〔2018〕385号)

http://www.ndrc.gov.cn/zcfb/zcfbtz/201803/t20180316_879624.html

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