こんにちは。
東京コンサルティングファームブラジルの濱咲克心です。
今週は2018年8月時点Selicレートについて記載します。
ブラジルにおける政策金利であるSelic(Sistema Especial de Liquidação e de Custódia)は、ブラジル中央銀行による金融政策委員会(COPOM)によってレートが決議され、適時調整されています。
2016年はほぼ横ばいの14.25%を高水準維持していましたが、2016年10月頃から段階的に下がりはじめ、2017年10月には7.50%まで引き下げられていました。同水準は約4年前、2013年4月以来となります。
その後、ついに2017年12月に7.00%を記録し、2018年2月に6.75%、そして、2018年3月から6.50%となっており、10年間の内、最も低い水準となっています。
なお、2018年8月現在も同水準であり、ここ5カ月間は据え置かれています。
レートに関しては、CMN(連邦金融評議会)から発表される想定インフレ率を参考に決定しており、SelicはCDBなどの定期預金の利率と連動しますので、今後の推移に注目していく必要があります。
政策金利(Selic)と銀行定期預金(CDB)についてこちらからもご参照ください。
以上
濱咲克心