
■タイの定年退職は55歳?
タイでは一般的に定年退職の年齢が55歳となっています。日本は60歳(65歳までの継続雇用あり)となっていますので、比較すると若いうちに定年退職をする、ということになります。日本は以前は55歳定年という時期もありましたので、タイも今後定年退職の年齢が伸びるかもしれません。
■早期退職でファミリービジネス
タイでは早期に退職して自分でビジネスを始める、というケースも多く、あまり企業に長く残るケースは多くはないようです。それでも、日系企業として長期的な雇用を行う中で、社員が定年年齢を超えるケースは出てくるかと思います。
■定年後社員の活用と育成
その場合には、日本の嘱託契約のように有期の雇用契約での雇用を行うのが一般的です。ただし、日本と異なるのが、定年退職前と比較して給与などの条件を引き下げることが難しい、という点にあります。そのため、一般的には給与などの条件は下げずに雇用することとなります。これまでの経験を持つ社員の方は活用しつつ、若い社員を育てる必要があります。
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東京コンサルティングファーム
長澤 直毅
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