ヤンゴンの不動産事情

税務

ミンガラーバー
ミャンマー駐在員の田附です。

雨季に入り、強い雨がしばしば降っております。

さて、今回は、ヤンゴンの高騰する不動産事情をご紹介いたします。

こちらに赴任してから、まずオフィス探しを始めました。日本語対応可能な現地の仲介業者の方と一緒にいくつも見て回りました。まず感じたのが、基本的に家賃が高いという事です。食費や生活用品、タクシー代といったものから比べると異常に高く感じました。半年前くらいから一気に高騰しているそうで、未だに上昇を続けているそうです。半年前と比べて倍以上になっていると言われています。SAKURA TOWERも凄い事になっているみたいですね。

いい物件がなかなか見つからなかったのですが、6月最初の金曜日に見せてもらった物件が割と良く、その日のうちに日本側へ報告して、翌日に承認をもらい、仲介業者へ抑えてもらうよう連絡しました。すると、「来週の月曜に頭金を払うと言っているお客さんがいる」と言われました。翌日に返事をしたのに、と少し驚きましたが、仲介業者も「今から頭金を持って、お願いに行きましょう」と言うので、急いで支度をして、豪雨の中、管理事務所まで駆けつけました。

管理事務所に到着すると、仲介業者の方がミャンマー語で色々と話をしてくれて、なんとか入居することができるようなりました。頭金としてデポジットを1か月分支払い、仮契約書を取り交わし、帰りました。こちらで作成する契約書等の法的な書面は、特定の緑色の用紙が使われます。A4より縦が少し長いサイズの用紙なので、ちょっと不便です。

翌週金曜に、半年分の家賃を持って再び管理事務所を訪れました。かなりの金額でしたが、こちらではキャッシュで払うのが普通で、大量の札束を持っていきました。本契約の締結も無事終え、帰ろうとしていると、仲介業者の方から「今日、別の部屋が空いたんですけど、この部屋よりちょっと狭くて1LKs(約1万円)高くなっているそうです。」という事実を告げられました。

この不動産バブルは、しばらく続きそうです。

ちなみに、6月中旬にKs.10,000紙幣が発行されるそうです。現在では、Ks.5,000紙幣が最高額でしたので、これでちょっとは札束が小さくなりそうですね。

以上

関連記事

ミャンマーの生活環境

現地法人 設立完了しました

ページ上部へ戻る