皆さん、こんにちは!
東京コンサルティンググループ、ミャンマー拠点の渡辺 晃です!

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さて、今回は「タイ・ミャンマー首脳会談、経済・安全保障分野における新たな協力枠組みの構築」についてお伝えします。

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タイのアヌティン・チャーンウィラクン首相は8月6日、同国を訪問したミャンマーのミン・アウン・フライン大統領との間で首脳会談を実施したことを発表いたしました。

なお、本会談に先立ちアヌティン首相はインドネシアを訪問し、ASEAN事務総長らと会談を行っております。2028年のASEAN議長国就任を視野に入れ、地域の団結に対する支持を表明していたところです。

今回の首脳会談においては、タイ側からミャンマーのASEANへの「完全かつ平等な参加」に向けた支持および協力の意向が表明されました。これに対しミャンマー側は、ASEANとの関係正常化を促進するタイの役割に対し謝意を示しました。

経済面においては、両国間の貿易額を現行の約74億ドル規模から120億ドルへ引き上げるとの目標が確認されました。

同目標の達成に向け、両国は第2タイ・ミャンマー友好橋の再開を歓迎するとともに、以下の事項について合意しております。

  • 同友好橋に関する規制上の課題の解消
  • 追加の国境検問所の再開に関する検討

さらにタイ側は、年内に両国の閣僚級による「共同貿易委員会(JTC)」を開催する意向を表明しました。

安全保障分野においては、国境近辺における麻薬取引、オンライン詐欺、マネーロンダリング等の越境犯罪の撲滅に向けた協力強化について合意がなされました。

そのほか、以下の取り組みについても合意・策定が行われております。

  • ヘイズ(煙害)対策の実施加速
  • 越境河川の水質管理に関する共同作業部会設置のための運営規定(TOR)の策定
  • タイ地理情報・宇宙技術開発機関(GISTDA)とミャンマー宇宙庁(MSA)との間における、地球観測技術の平和利用に関する覚書の締結

首脳会談前日の8月5日、タイ政府はミャンマーとの労働協力に関する覚書、および「労働者雇用に関する協定」の改定版について閣議承認を行いました。

同協定には、以下の事項が盛り込まれております。

  • 不法就労および人身売買防止のための情報共有
  • 技能開発
  • 透明性の高い採用プロセスの確立
  • 社会保障への加入義務

同日6日、バンコク市内において「タイ・ミャンマー・ビジネスフォーラム2026」が開催され、政府関係者およびビジネス関係者700人以上が参加いたしました。

アヌティン首相は同フォーラムにおいて、「両国は信頼に基づく経済連携の新章へ進む準備がある」と述べました。

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渡辺 晃