こんにちは。
東京コンサルティングファームメキシコの清水皐でございます。
今週は、メキシコ人採用時の給与設定について記載いたします。
質問）
先日弊社の会計マネージャー候補の方に対し内定を出したのですが、
現職で受け取っている給与と、弊社からオファーをしている給与に
かなりの開きがあることが判明しました。
他従業員とのバランスもあるため、給与を大幅に上げることは難しく
内定を承諾いただけそうにありません。
メキシコ人の転職理由の多くは
より良い条件を求めてのことであるということは重々理解しておりますが、
給与面以外で優秀な候補者を集める方法は無いのでしょうか。
回答）
お問い合わせいただきありがとうございます。
弊社では人材紹介業も行っておりますため、
こういった給与交渉に立ち会う場面もございます。
ご認識の通り、メキシコ人求職者は
次の転職先に現状以上の条件を求めることが一般的です。
大抵は応募時や面接時に希望給与というかたちで認識を合わせるものですが、
求職者の中には、現職の給与を提示せずに選考に進んだり、
ほぼ同時期に他社から内定通知を受けたことで、内定後に給与交渉を持ちかける者もいます。
なかなか求職者の希望給与をオファーすることが叶わない場合も多く見てまいりましたが、
その際の対応としましては下記のようなものが挙げられます。
１、職務手当をつける
給与を上げるのではなく、＋αの手当として年一回の賞与額を増やすというものです。
２、一定期間後の昇給を設ける
入社後の実際のパフォーマンスを見て、
貴社が求めている成果を達成できた場合に昇給をするというものです。
試用期間後(3～6カ月)、もしくは1年後に昇給するという確約のもと
候補者と交渉をされる企業様が多くいらっしゃいます。
今週は以上となります。
ご不明な点がございましたら、どうぞお気兼ねなくお問い合わせください。
株式会社東京コンサルティングファーム メキシコ拠点
清水皐
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