メキシコにおける外国投資法の規制業種について

経営

 

今回はメキシコにおける外国投資法の規制業種についてお話します。

ラテンアメリカの他の国に比べ、メキシコへの外国直接投資規制の対象業種は、わずかな事業に限定されています。具体的には外国企業、国内企業双方に係る出資制限と、外国企業のみに係る出資制限に分けることができます。

M&Aによる投資を行った結果、出資比率が外国投資法(Ley deinversión Extranjera)の規制を超えるような取引は、そもそも認められません。したがって、まず対象業種が外国投資法に該当するかどうかを確認します。

エネルギー改革に関する連邦憲法改正に伴い、2014年4月30日、連邦政府は関連法令の改正案を議会に提出しました。外国投資法に関しても、エネルギー業界への外国投資を奨励すべく、同業界への外資規制が緩和される方向で改正が行われました(2014年8月11日改正)。

ただし、規制事業以外であっても既存企業の資本金に49%を超えて外資が参加する際に、その会社の資産総額が34億9,360万3,960.10ペソを超える場合は外資委員会の承認が必要となります(外資法4条、9条)。

 

以上、お読みいただきありがとうございました。

なお、本記事は2019年9月時点の内容となっております。最新情報やより詳細な情報は弊社サービスのWiki Investmentをご利用頂きたいと思います。Wiki Investmentへの登録は、下記のリンクからお願い致します。

 

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