皆さん、こんにちは。東京コンサルティンググループメキシコ拠点の袖山です。

上昇は一時的ではなく構造的な下半期上昇圧力の始まり

3つの上昇要因

① 食品価格の季節性反発

② 教育費の季節性上昇

③ 住宅・サービス価格の粘着性

1つの緩和要因:ペソ高・エネルギー安

下半期インフレ軌道の3つのシナリオ

機関 年末インフレ予測 根拠
Banamex 4.2% 食品価格反発・最低賃金の波及効果が年末に顕在化
Citi Mexico 4.0% コアインフレの粘着性が持続、エネルギー安が一部相殺
Banxico 3.5% 中央銀行の公式見通し(市場はやや楽観的と評価)

(出所:Banamex Encuesta de Expectativas 2026年8月・Citi Mexico Research・Banxico Informe Trimestral Q2 2026)

まとめ

2026年内の利下げ再開は事実上ゼロ

① TIIE連動ローンの借入コスト高止まり

② ペソ相場安定期間に対策を打つ

① 価格設定・販売価格の改定タイミング

※メキシコでは価格改定の根拠としてINPC(消費者物価指数)を契約書に明記するのが一般的です。「INPC連動条項」が自社の販売契約に含まれているか、今一度確認してください。

② 調達コスト・仕入価格の下半期見直し

③ 賃金・給与改定交渉のベースライン更新

④ 2027年度予算策定のインフレ前提修正

  • 売上予算:価格改定を織り込んだ売上単価の見直し
  • 人件費予算:賃上げ率の前提引き上げ(5〜7%)
  • 調達費予算:仕入価格のインフレ連動上昇分の加算
  • 金融費用予算:TIIE 6.5%前後の継続を前提とした金利負担

まとめ

株式会社東京コンサルティングファーム メキシコ拠点 袖山