恐怖感と危機感の違い

新しい行動をするとき、何かにチャレンジするとき、
上手くいくか?失敗したらどうしよう、など恐怖感や不安感に支配されて、
何も行動できないことは、往々にしてあります。

現在だと、材料費等の高騰で売価の値上げをしなければ、
利益が出ない状況だが、値上げをを断行したら、
契約がなくなり売上げに大きなダメージをうける可能性があるので、
そんなことは怖くて出来ない、と思い悶々としている会社も多いと思います。

イノベーションが起こせない理由も、
結局、経営者や幹部が、恐怖感と不安感に支配されているからだと思います。

恐怖感や不安感と似たような言葉で、危機感があります。
今の事業をやり続けていると、やがて衰退期になり、
売上げがどんどん下がって行くので、
今からイノベーションを起こすあらたな取り組みをしなければ
先がないと危機感を感じている会社も多いと思います。

リーダーが持つべき感情は、危機感だと思います。
恐怖感や不安感だと、行動できないのは、気持ちが自分に向いているからです。
気持ちが自分に向くのは本能なので、誰しも恐怖感は沸くものです。
危機感は、このままでは会社が潰れてしまう、など使命感に基づく感情だと思います。

よって、本能は理性でコントロールすることで成功に導くので、
危機感をもってどうすれば、今の状況を打開できるのか?
という問いかけで恐怖心や不安感をコントロールすることで、
新たな行動に結びつくと思います。

『トヨタの伝説のディーラーが教える絶対に目標達成するリーダーの仕事』
須賀正則(著)で、チームとしての目標を達成するために、
下記の4つの「感」と4つの「力」を必要だと言っています。

「危機感」「存在感」「達成感」「満足感」
「行動力」「求心力」「団結力」「持続力」

人間は、感情の生き物なので、色々な感情が沸きますが、
それが本能的な自分に向いている感情なので、
相手に向く感情なのか深く理解することで、行動が変わると思います。

自分に向く感情を満たしたり解消するには、
理性で相手に向く感情にフォーカスすることしか方法がないことを、
チームビルディングを通じで理解することが、人材育成の本質だと思います。

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以上となります。
最後までお読みいただきありがとうございました。


株式会社東京コンサルティングファーム

取締役・税理士 東 真奈美(Higashi Manami)

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