良い不満”と”悪い不満

人間、何も考えずに努力もせずに生きていると、自然と

”不満”を言うように出来ている。そんな気がします。

 

これは、人にはおそらく「幸せになりたい」という潜在的な

意識があり、何の努力もしなければ幸せにはなれないので、

結果的に”不満”がでてしまう、と。

 

では、この不満というのを二つに分けると、

一つは、自分以外の他者に対する不満。

いわゆる”愚痴”はこの分類に入るかと思います。

 

そしてもう一つは、”(内なる)自分”に対しての不満。

この自分に対する不満を更に二つに分けた場合、以下の

2つのパターンになります。

 

①高い目標を掲げていて届かない

 ⇒自分に対して”まだまだ”という不満

 

②低い目標(又は目標がない状態)で、毎日が

 退屈、つまらないという不満

 

①の場合は、不満をいいながらも、その目標に向かう過程を

楽しんでいる(ドーパミンが出ている状態?)という事で

ある意味では”幸福”な状態でもあります。

 

②の場合は、得てしてベクトルが外(他人)に向き出す。

つまりは”力が外に分散されている”という状態になります。

 

不平や不満、というのはかなりの”負のパワー”を持っており

そのパワーを放出すれば一時的に楽になりますが、パワーが

無くなるという点では”疲れ”の状態になり、セロトニン的な

幸せは遠のいていきます。

 

不平・不満を言う人は、パワーが横道に逸れてしまい、

前に向かう力が弱くなり、結果的に物事も上手くいかなく

なってしまいます。

 

一方で、不満と対照的な”感謝”は相手(目的)に対して

まっすぐ向かうパワーであり、持てば持つほど自身の推進力が

高まり、前へと突き進んでいけます。

 

”不満を言う人は、幸せにはなれない。

感謝を言う人は、幸せになれる。”

 

目的に向かって進んでいる人は、余計なことを

考えている暇はありません。

目的達成を常に考え、どうすれば達成できるかを

常に考えているため、必然的に不平不満を言う

暇がなくなります。

 

また、そういう人たちと付き合う事も”時間の無駄”と

考え距離を置くので、自分にとってプラスになるような

人に近づき、付き合う人も変わってきます。

 

”不満を抱かない”というのであれば、いいことなのかも

しれませんが、もしかすると”何も考えていない”という

状態かもしれません。

 

不満を”満足できていない状態”と考えれば、

”良い不満”と”悪い不満”があり、もし後者であれば、

良い不満へと転換するため自分自身を疑うこと。

 

これが出来る人が、”満足でいながら満足していない”

という継続的成長のスパイラルに入る事が出来るのだと思います。


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