”水”と”油”が混ざり合う事は無いように、理解しようとしても
なかなか理解できない事もあるかと思います。
普通は「仲が悪い」とかで使われる例えではありますが・・・
ここで”経営者”と”社員”の二つを当てはめてみたいと思います。
経営者と社員。
この二つが「相互に理解しあう」というのは、現実的には難しく、
心の中で”不可能だ”と思っている経営者のかたも多いのではないでしょうか。
強いて言えば、
①経営者は、社員を経て独立・起業というケースが大半のため
社員の気持ちは理解できる。
②社員は、経営者になったことがない人が大半のため、
経営者の立場気持ちも理解するのは困難
社員の中でも、少しでも経営者の立場を理解できるように、と
「経営書」や「経営者の本」などを読み”知る努力”をすることで
理解できる部分もあるかと思いますが・・・
やはり、その立場になってみないと、本当の意味で”理解している”とは
言い難い気がします。
違いの例を挙げていくとキリがないのですが・・・
視点、視野、視座と例えられるように、時間軸、空間軸といった要素が
経営者と社員を大きく隔てているのは事実です。
時間軸で考えた時に、
・経営者は”理想の未来”しか見ていない
・社員は”今日、明日の幸せ(利益)”しか見ていない
そもそも、経営者(創業)は”やりたいこと”があって起業をするわけで
常に時間軸は未来を見据え、365日”理想の追求”をしているというのは
当然なのかもしれません。
仮に”会社のためを思って”という言葉は一致していても
「物事の見方・考え方、感じ方」に大きな差が出てしまうと
相互に”理解”し合うのは困難なのだと思います。
(この辺がまさに、”水と油”という言葉になるのでしょうか。)
社員は、今日明日の食い扶持(成果)を考え
経営者は未来の食い扶持をどうするか(成長)を考える。
そう考えると、実際のところ、経営者からしてみれば
社員の考える”今日明日”というのは全く興味がないので
だから話がかみ合わない、というのもあるかと思います。
では、混ざり合わない”水と油”は、どのようにして
折り合いをつけるべきなのか?
そもそも、混ざり合わない、相互の理解が難しいのであれば
「向き合い、信用しあう」しかない気がします。
理解できないのを無理にさせようとしても、現実は不可能に近く、
仮にできたとしても本当に理解できるのは僅かの人数で、
かつ、長い時間を要してしまいます。
であれば、「お互いが信頼して、それぞれの役割を果たす」という
形が上手くいく理想、つまりは”相互理解”よりも”相互信頼”という形が
現実は組織が上手く動いていき、そのベースにあるのが、お互いが
”向き合う”、そして”信用する”という二つの点なのではないでしょうか。
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以上となります。
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株式会社東京コンサルティングファーム
代表取締役社長
増田 鉄矢
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