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東京コンサルティングファームの森です。
今回の話は社員と社長に起こりうる思考の違いの話です。
なぜ、「どの会社でも社長と社員の間で認識のずれによって対立が起きるのか?」
についてお話していきます。
社員はつい目の前の業務に追われているので、自分視点の話になります。
一方で、社長は会社や組織という全体から一部を見ようとするため主語が自分ではなく会社や組織になります。
その違いを「プロダクトアウト」と「マーケットイン」の違いで表しています。
プロダクトアウトとは、製品志向で市場に対して製品を先に作って市場に導入するものです。
一方でマーケットインは何かというと、市場に対して先にあるニーズを調査してその市場にあったものを導入する製品志向の考え方です。
戦略にもよりますが、多くの経営者は市場全体から入るため「マーケットイン思考」に対して社員は常に目先のものにとらわれやすいため「プロダクトアウト思考」に陥りがちです。
そうすると、社員は自分中心に物事を考える一方で経営者はより会社全体のことを考えるという認識のずれから対立が起こります。
ではならないためにはどうしたらよいか。
それは組織全体の仕組みとして
常に方向性を合わせる仕組みづくりを作らなければなりません。
その1つが人事評価制度です。
会社が何を求めていて、自分はその会社の枠組みの中で何をするか。
その自己目標設定を行うのが人事評価制度の役割です。
我々はMBO(会社が求めるもの)とコンピテンシー(社員が行動すること)と呼んでいますが、それを会社と社員の双方向で設定して目標設定を行うことによって認識のずれを未然に防ぐことができます。
評価観点から会社という組織において価値観や判断基準を合わせることが出来ます。
弊社では人事の舞台というシステムを使いながら外部コンサルタントとして月次等の会議に入ってファシリテートなどを行います。
下記URLにホームページの資料がありますのでご覧ください。
https://peraichi.com/landing_pages/view/jinjinobutai