皆さん、こんにちは。
国際事業本部の武田です。
あなたは、世の中の流れにすぐに乗るタイプだろうか。
世の中に画期的な新商品やサービスが誕生した時に、流れに乗るタイプかそうでないかと
企業に置き換えて会社の進むべき方向に対応できるか。できないか。
は同じような原理に基づいていると考えられる。
例えば、iPhone(スマートフォン)が発売された時、
あなたはどの世代から購入しただろうか。
または、いまだにスマホを使用していないだろうか。
新しい画期的な商品、サービスが発表されてから、購入するまでの時間で大きく分けて以下の
5段階のポジションに分類する事ができると言われている。
それは、企業文化においては、
全体的な発信があってから、その人が動くまでに要する時間の大小と同様に考えられる。
1.イノベーター 2.5%
2.アーリーアダプター(初期採用者) 13.5%
————————————–
3.アーリーマジョリティ(初期多数派) 34%
4.レイトマジョリティ(後期多数派) 34%
5.ラガード(遅延者) 16%
1.のイノベーターは、商品の発表と共に購入する人々。
この商品が良いか悪いかが判断基準ではない。
企業文化に置き換えると
発信があると有無を言わず行動するタイプの人であり、
2以降の人々を巻き込む、経営幹部と言われる人である。
2.アーリーアダプター(初期採用者)
イノベーター程、初期導入はしないが、
早期に情報を得、考え購入するという選択を行う人々。
企業に置き換えると、イノベーターからの呼び掛けに
応じ、積極的に行動するタイプと分類されよう。
3.アーリーマジョリティ(初期多数派)
この段階に入るとその商品がヒットするという事が確実になる。
2の者達の情報を元に購入をし出すという流れである。
企業文化の方では、1の行動を見、1からの呼び掛けにおいては、反応を示さない。
しかし、2の行動を見ながら重い腰を上げるタイプである。
この3の人々が動き出すと組織が一気に動き出す。
さて、この2と3の間には「キャズム」と呼ばれる大きな溝があるという
理論が提唱されている。
新商品やサービスにおいては、この3の壁を超えなければ、
将来的に、生き残っていく事は厳しいとされており、
例えば、かつて携帯情報端末(PDA)が話題になった。
残念ながら、今では跡形も無く、私自身もよく知らないが。
この商品もかつては、持てはやされ、2の層までが購入を行った。
しかし、3の壁を超えられなかった為、一気に衰退してしまったとされている。
企業の組織行動についても同様の事が言えるのでは無いだろうか。
要は、3の人々を巻き込んで行動させる事ができれば、
4の部分を巻き込む事もそんなに難しくは無い。
しかし、3の壁を超えられない場合、企業文化としての浸透が困難になる。
要はいかに2から3へと移るかである。
ちなみに
4.はその商品を持っていないまたはサービスを利用しない事によって
仲間外れにされたり、不便を感じるからしぶしぶ購入する人々である。
企業文化においては、人から再三、フォローアップをされるので
しぶしぶ行うタイプに分類される。
自ら人に呼びかけるという事は行わない。
パレートの法則により、2:6:2の最下層のラガードは、
ある意味切り捨てられる腐ったりんごなのかもしれないが。
少なくとも4のカテゴリーの人々までは、動かす必要がある。
さて、このように話を進めて来たが、
あなたのポジションは、どれに該当するであろうか。
企業の中で昇進するのは、どのタイプであろうか。
今週は以上です。
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武田 麻利奈
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