バングラデシュの不動産

近年バングラデシュでは土地価格が高騰しておりましたが、ここまで来て落ち着きを取り戻したようにも見えます。ダッカ中心部の商業地で知られるグルシャン地区でも、以前に見たときは900万タカだった土地が600万タカにまで値下がりしています。

しばらく前は、「バングラデシュの土地は決して値下がりしない」と、バブル崩壊以前に日本でも言われていた様な事をしばしば耳にしました。しかし、最近はその話題が上る事も無くなりました。とはいえ、土地売買のビジネスの魅力までは値下がりしてはいない様です。

外国人であっても、現地に法人を設立すれば土地購入を行う事が出来るのがバングラデシュへの進出の魅力の一つです。もっとも、土地売買はあくまで法人として行うのであって、個人としては外国人では購入できませんが。

不動産価格が下降した現在を、不動産業の撤退のタイミングと見るか進出のタイミングと見るかは意見の分かれるところでしょうが、この時期に不動産ビジネスを試みる方は国内外に少なくない様です。ちなみに、現地で不動産業と言うと、日本でいうところの建築業まで含んで考える方が多いようです。建築業に関しては投資の制限が有り、今年4月の会社法変更により外国企業の持ち株比率は40%までになります。

ただ、日本人が通常考える様な土地や建物の賃借、売買に関する不動産業に関しては、特に制限が無いため日系企業も不動産業は独資での設立が可能です。現地への進出を希望される企業の方は今が好機かもしれません。

以上

バングラデシュ現地法人担当 岩波

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