今回は、インドネシアの飲食ビジネスにおいて、重要な労務管理について言及します。
ご存知の通り、ジャカルタの最低賃金はすでに、3 million rupiah/month を越えていますが、現状の、飲食スタッフの賃金は、最低賃金を大きく下回っており、2.0-2.5 million rupiah が現状です。残業代無し、社会保険にも加入していないケースが圧倒的です。2003年労働法に照らしても、法規に抵触するため、このような法規の抵触を避けるために、実習生等のステータスを利用することも多くあります。
このような、飲食業の常識は、そのほかの業界との比較において、かなり非常識といえます。
常識を知らないばかりに思わぬコストアップということも避けられません。
その意味で、業界の労務管理事情を押さえるというのは、重要といえます。