ファイナンシャルアドバイザリー

ファイナンシャルアドバイザリー

M&Aにおいては、投資銀行やコンサルティング会社がファイナンシャルアドバイザー(FA)として、買収・売却提案からクロージングまで、取引に関わるプロセス全般をマネジメントし、買い手や売り手に対して適格なアドバイスを行います。 具体的には、ターゲット企業提案・選定、スキーム策定、スケジューリング、価格設定や条件交渉の補助等を行う業務です。

クロスボーダーM&Aスケジュール

海外企業M&Aのスケジュール(期間)・手順・フロー

ターゲット企業の選定

買い手の経営戦略に沿ったターゲット企業を上場・未上場企業の中から探す業務です。
日本だけでも300万社を超える企業が存在し、その中で適合する企業を見つけることは容易ではありません。
特にクロスボーダーM&Aにおいては、得られる情報に様々な制約があります。まず業種や国などを選定し、各国のFAネットワークを通して最適のターゲット候補を見つけ出します。
さらにターゲット候補の中で売却意思のある企業と交渉し、買収先として相応しいかを判断します。
クロスボーダーM&Aでは、このように広いネットワークを有していることに加え、多言語に対応しており、外資規制などの各国法制に精通したFAを選ぶことが重要です。

スキームの選定

M&Aには、株式取得、事業譲渡等、ジョイントベンチャー等、様々なスキームが存在します。
会計士、弁護士、税理士などの専門家に相談して、各スキームのメリット・デメリットを踏まえた上で、
買収条件に合った最適なスキームを検討することが重要です。高度な専門知識が必要であるため、FAの力の見せ所となります。

契約締結支援

M&Aで売り手と買い手が合意に達すれば、スキームに応じた契約を締結します。
契約書には取引条件や金額に関わる重要な条項が含まれており、M&A後の経営方針や損益に大きな影響を及ぼす可能性があります。そのため、FAは売り手と買い手の交渉を支援すると共に、現地弁護士等と協力して契約書レビューを行い、締結までのサポートを行います。

プロセス全般の調整

クロスボーダーM&Aでは、グローバルネットワークを通して、各国の関係者とともに取引を進めます。国によって法律や税制が異なり変更点も多いため、各国の会計士、弁護士、税理士など外部専門家に確認をして意見を取りまとめ、売り手、買い手、株主、債権者等、利害関係者の調整も図ることで、取引を成立へと導きます。

東京コンサルティングファームの強み

弊社は新興国を中心に27カ国に進出し、各拠点・パートナーを通して、法務、税務、財務などクロスボーダーM&Aに関するサポート全般を行っております。グローバルネットワークを生かした適切なターゲットの選定から、現地企業との英語・現地語での交渉、外資法に配慮したスキーム策定など、クロスボーダーならではの悩みを解決し、ディール全体のマネジメントを致します。