現在バングラデシュでは外資系企業の進出が続いています。日本においても中国に対する投資リスクが高まり、人件費も上昇を続けている事から中国に代わる投資先としてバングラデシュは注目を集めています。安い人件費を求めて多くの企業が現地への進出を検討しています。
しかし、実際の所バングラデシュも安い人件費で満足している訳ではありません。彼らにしても給与は高い方が良いに決まっており、豊な先進国から進出してくる企業ならば高い給与を支払ってくれるに違いないという期待があります。安い給与で満足して働いてくれる人材を求めて進出してくる外資系企業とは、この時点で既にミスマッチが発生しているのです。
伝統的に縫製業が盛んで、これらの仕事に携わった事のある肉体労働者が多いバングラデシュではこうした労働集約型の産業には適していました。しかし、サービス業等の発展と共に高い給与を要する頭脳労働者や管理職の需要も増してきています。
作業員では無くマネージャーレベルの人材を確保するとなると、競合となるのは欧米をはじめとする他の外資系企業になる事が多いです。これらの企業は優秀な人材には高額な給与条件を用意しています。日系企業は給与面ではこれらの企業に後れを取る事が多く、当然人材の確保でも良い人材を得る事は難しくなります。人材紹介では日系企業は現地の人たちから見て、期待外れと映る事が多いようです。
今後進出される企業の方は、バングラデシュであっても高いレベルの人材には相応の待遇が必要である事を理解されていた方が、双方のミスマッチが少なくなるでしょう。
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