コロナウイルスを受けてバングラデシュ政府による500億タカの経済支援

コロナウイルスの拡大防止のため、バングラデシュ政府は3/26から4/11まで祝日(Government Holiday)とし全国民に自宅待機を促しています。(2020年4月4日現在)

それに伴い、バングラデシュ政府は企業の経営状況の悪化による従業員の給与支給の遅延を回避するために企業への貸付として500億タカ(約750億円)を用意すると発表しています。

  • 対象企業:80%以上輸出を行う製造業
  • 用途:従業員への給与のみ
  • 金額:3か月分の給与額(12月-2月)まで
  • 利子:2%
  • 返済:猶予期間6ヶ月、貸付期間2年、18分割以内で返済
  • 支給方法:従業員の個人口座を通して支払われる

本貸付は、バングラデシュ中央銀行より一度Commercial Bankへ、Commercial Bankより従業員個人へという2段階のステップを経て貸し付けが行われることになります。

貸付の支給方法は、銀行を通して支払われることになっており、従業員への現金支給は認められていません。
従業員の銀行口座の用意があるのかどうかを確認する必要があります。

 

Tokyo Consulting Firm Limited
齋藤かおり


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