インドネシアの日本語人材について

労務

 みなさん、こんにちは。東京コンサルティングファーム、インドネシアオフィスの長澤です。
 今週はインドネシアの日本語人材についてです。先月末から日本に一時帰国し、セミナーを行いましたが、これから進出される企業の方から日本語人材の確保についてのご質問を頂くことがありました。

 インドネシアでは、大学や短期大学(いわゆるSやD区分)で日本語教育を受けているケースが見受けられます。アジアの中での比較では、日本語学習者は多い国に入ります。

 しかし、実際に採用を考えると非常に母集団が少なく感じるケースが多くあります。特に、専門的な能力と日本語の両方を求めると非常に採用が難しくなります。給与の相場としては、同レベルの英語人材の1.2-1.5倍くらいにはなるかと思います。

 秘書や営業補佐であれば、350-400万ルピア~となりますが、マネジャークラスとなると1,200-1500万ルピア~が1つの基準になるかと思います。

 インドネシアは1人の人材に多くを求めずに複数の人材でカバーすることが多いですが、日本語人材についても、日本語は日本語、専門能力は専門能力と分けるのも1つの選択肢かと思います。また、お互いが文化を知り歩みよるという意味で、英語をベースとしつつお互いが日本語、インドネシア語を学ぶという姿勢も大切なのだと思います。

以上

東京コンサルティングファーム
長澤 直毅

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