東京コンサルティングファーム タイ事務所の長澤です。
今週はタイに出張でいらっしゃる（日本など）他国との兼務での勤務者についてです。
Q.
日本などタイの国外に居住し、月間１週間程出張で滞在し勤務する場合、タイにおけるVISA、Work Permitの取得要否、PE課税、報酬の取り扱い、個人所得税申告等々における留意事項としてどのようなものがありますでしょうか。
How do we have to manage Visa, Work Permit, the risk of Permanent Establishment, salary in Thailand, personal income tax filling and so on, in case Japanese come to Thailand for working as business trip( such as 1 week per month)?
A.
PE認定については、個人の出張や兼務がPEリスクにつながる場合、出張でありながら長期で滞在し、海外で売上計上のあるものについて、あるいは実態として契約があるものとして、みなし課税を受けるというものになります。
For the risk of Permanent Establishment, it is a risk that tax bureau suggest that the company have to file some of the sales/ income in overseas because they regard there is PE because foreign person come to Thailand for long period business trip.
上記のようにタイ国外が主務、タイが兼務となっている場合においては、タイにおいては、兼務でありながら年間の過半数等（国により日数は異なります）を超えて滞在するなどの場合、より指摘リスクが高くなります。
There is a high risk in case he/she stay in Thailand in a long period such as over 180 days/year, although Japanese come to Thailand as just business trip meanwhile his/her resident is overseas like Japan
また、事務所で実際の業務に携わるか、打ち合わせのみに参加するか、によってワークパーミットの取得の要否が変わってまいります。実際の業務に携わる場合には、就労ビザ及びワークパーミットの取得が必要となります。タイにおいては、ワークパーミット取得＝居住者とはならず、日数及び実態基準で判断となります。
The necessary of Work Permit depends on whether he/she just attend the meeting, or engage in some work.
なお、日本に住民登録を残している状態でタイの滞在日数が180日以上となるなどし、タイでも居住者扱いになる場合、いずれかの国で居住者であるか明確にする、あるいは外国税額控除の取り扱いを事前に確認し、2重課税となるリスクを回避する必要が御座います。
We recommend to clarify which countries’ resident, or to avoid double tax to manage foreign tax exemption, if he/she is resident both Thailand and Japan because he/she keep resident in Japan and stay over 180 days in Thailand.
タイで支給する報酬額について、ワークパーミットを保持する日本人は最低5万バーツの基準があります。
By the way, the company need to pay over 50,000THB for Japanese expats with Work Permit.
以上
東京コンサルティングファーム
長澤 直毅
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