タイにおける激しい競争について

今回はタイにおける激しい競争についてお話します。

韓国企業をはじめとした他国の企業の攻勢が強まり、また日系企業 同士の競争も激しくなっており、収益性の確保が以前に比べて難しく なっているといわれています。また、企業投資のリスク分散の観点か ら生産拠点の分散が図られ、タイ周辺国への進出も増えたため、更な る低コスト化を進めるなどの差別化を図る必要に迫られています。

す なわち、タイで生産するというだけでは利益を獲得できないというレ ベルにまで産業としても成熟してきているといえます。 タイの自動車産業は、現在4次部品メーカーが進出している最中で あり、自動車メーカー各社もコスト削減のために、従来の系列や産業 (家電部品メーカー等)を超えた部品調達を活発に行っています。こ のような環境においてでも、後発組の進出企業が「高い技術力」や 「価格競争力」をもって、ビッグチャンスを獲得できる可能性も少な くはありません。

しかし、欧米部品メーカーは一般的に生産量が少な いため、スケールメリットが発揮できず、製造コストが割高になって いるという声も聞かれます。 新規参入は、欧米メーカーやローカルの部品メーカーを含めた激し い競争(品質、コスト等)にさらされるという環境を理解した上で、 市場調査などの事前リサーチや、品質や納期の面などのきめ細かい対 応で差別化できるような進出プランを策定する必要があります。

 

以上、お読みいただきありがとうございました。

なお、本記事は2019年9月時点の内容となっております。最新情報やより詳細な情報は弊社サービスのWiki Investmentをご利用頂きたいと思います。Wiki Investmentへの登録は、下記のリンクからお願い致します。

 

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2019-10-23

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