Jobs Bankの改良について

労務

皆さん、こんにちは。シンガポール駐在員の岩城です。

 

シンガポールにおいて、一定の規模の会社では外国人の就労ビザ(Employment

Pass)を申請する前に現地社員の雇用を促進するため、Jobs Bankという政府が

運用している人材紹介サイトで求人を行うよう求めています。

 

ただし、使い勝手があまりよくなく、改良を行うことが発表されました。

 

The Fair Consideration Frameworkは雇用主がEmployment Passを必要とする外国人の雇用の前にJobs Bankポータルに14日間の間求人広告を掲載する事で、その職に相応しいシンガポールの人を探すよう求めています。

Jobs Bankの目的は全ての求人情報をJobs Bankに登録させるとか、雇用結果をMOMへ報告するようにするためのものでなく、One-stop and Non-stopオンラインとして求職者と雇用主を繋げるものであると言っています。

初めての職場を探している新卒はもちろん、次のステップへ進もうとするMid-careerの求職者や、まだ働ける高齢の熟練した求職者に至り、それらの求職者はこれからJob Fairなどだけでなく、場所や時間に問わず、新しい求人情報やJob Searchが自分でできるようになるものだとしています。

 政府は、このオンラインで経験の豊富な求職者にも情報交換のできる場(Pavilion)’を提供していきたいと言っていますが、その実施のタイムラインは詳しく語られていません。

雇用主においてはEmployment Passで外国人を雇用する前にNational Jobs Bankを通さなければいけない事で、結果的には、“オンラインでの求人は義務化されるであろうと感じています。

現地の人を雇おうとしている雇用主のために、オンラインでの採用をもっと魅力的に作り出す事で、自発的に参加するようにさせる事ができれば理想です。

現在National Jobs Bankには180,000人以上の求職者が登録しており、25,7000以上の雇用主(企業)も登録しているという。 いつでも60,000件ほどの求人案件があり、 毎日7,000件ほどの案件が動いているようです。

 

 

 

【問い合わせ先】

Tokyo Consulting Firm Co. Pte. Ltd.,

岩城 徳朗(iwaki noriaki)

iwaki.noriaki@tokyoconsultinggroup.com

+65-8363-9858

 

 

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