マレーシアの最低賃金について

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 皆さん、こんにちは。シンガポール駐在員の岩城です。

 さて、今回はマレーシアの最低賃金について述べさせていただきます。

 マレーシアにおける最低賃金は、国内の経済格差を考慮して半島マレーシアと、ボルネオ島のサバ州・サラワク州及び連邦領ラブアンにおいて異なっている。
ただし、今後マレーシア全体において、統一された最低賃金を設定するよう動いており、その動向に注意が必要です。

 現在の最低賃金は以下の通りです。
・ 半島マレーシア・・・月額900RM
・ サバ州・サラワク州・連邦領ラブアン・・・月額800RM

 上記最低額を支払わなかった事業主に対しては、労働者一人に対して最高10,000RMの罰金が科されます。

近年の平均賃金については、以下の通りです。

※マレーシア統計局データより

 最低賃金を支払われていないケースも多々あり、2013年にはいくつかの支払を求めるストライキが発生しています。
 ただし、マレーシアにおいてストライキなど労使問題が発生するケースは稀であり、これは国家労働諮問委員会(NLAC)をはじめとする政労使三者の協議を重視した政策決定が機能されているためと言われております。
 
 マレーシアに対する注目は日に日に高まっており、シンガポールにおいてもそれは十分に感じ取れます。現在、マレーシアについては、シンガポールより兼務という形でサービスを提供しておりますので、ご質問等ございましたらお気軽に小職までご連絡ください。

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Tokyo Consulting Firm Co. Pte. Ltd.,
岩城 徳朗(iwaki noriaki)

 

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