シンガポールの罰則

法務

こんにちは、シンガポール駐在員の和久井です。

シンガポールには罰金という罰則が多く課されています。つい先日マレーシアの大統領選挙の結果に不満を抱いたマレーシア人のデモがマーライオンの近場で行われたのですが、デモ行進は禁じられているため、罰則に等しいとしてニュースでも報道されました。またチューインガムを食べてはいけない、厳密に言えば外国からの持込禁止であり、国内でも販売されません。またごみを道端で捨ててはいけないため、公共の場所は本当に綺麗になっています。(定期的に掃除しているというのもありますが)これら有名な罰則はよく知られていますが、そのほかにもごく身近なところで実は禁じられているものが多くあります。

例えば、シンガポールではメインとなる交通手段の地下鉄では飲食は禁じられています。ついうっかりという飲み物までも禁じられているというのが徹底しているおり、$500の罰金が課されます。またシンガポールでよく食されるドリアンフルーツ。これも社内交通バスや電車へ持ち込み禁止となっており、そのにおいが強烈なことからドリアン限定であり、社内へ持ち込んだ後も匂いが消えないほど周りへ影響を与えるためかと思われます。この間持ち込んだ人に出くわしました。また植木鉢の受け皿に水を溜めていた場合にも、マラリアやボウフラの繁殖を防ぐとして、見つかった場合は罰せられます。また別の規定で、雨水がたまる場所を7日以上放置した場合は$1000以下もしくは3ヶ月未満の懲役となります。ちなみにこれは定期的に政府が監視チェックに各オフィスや家庭を巡回されているそうです。また喫煙者に対しては電車および喫煙エリア以外での喫煙も厳しく罰せられます。

車でマレーシア国境を渡る際にはガソリン燃料は半分以上入っていないと罰金です。これは安く提供しているマレーシアに給油しに行く人を防ぐためとされます。

マナーやエチケットを保つためとはいえ、罰則制度を設けてしまうという徹底振りがこの国の生活の快適さや安全を守っているとも言えるかも知れません。
シンガポールでこれから生活される方にとっては、知らなかったでは済まされない国ですので、事前に知っておくべきその他罰則に関しても事前に調べられることが大切になるかもしれません。

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