シンガポールの生活費について

投資環境・経済

こんにちは、シンガポール駐在員の和久井です。

シンガポールでの生活費は近隣アジア諸国と比較すると高いという印象をもたれる方は多いかと思います。いわゆる必要最低限の食費、服、交通費、教育費、光熱費などは実際のところ収入にもよりますが、極端に高いとは言い切れません。電車、バスの充実度は優れており、発達しているだけでなく、市内の移動に往復で$4(250円程)程度と東京よりも半額程度です。20~30分の電車通勤でも片道100円掛かるか掛からないという範囲です。

食事も贅沢をしなければ、どこにでもある一般の食堂は1食$5程でランチが食べられます。マクドナルドワンセット$7よりも現地の食事は低価格です。シンガポールでは共働きが多いため、早朝から食事を外食で済ませる家庭がとても多く、家庭料理が多い日本文化と比べて、朝昼晩外食というシンガポールスタイルは、食費の負担も大きいかと思いきや、外食の方が自炊するよりも安く済むから料理を余りしないという人も少なくありません。但し、日本食や洋食、レストランでの食事となえば一人あたり$20~40と値段が極端に上がります。

一方、乗用車、住居、私立の学費などは非常に高く、乗用車も日本で保有するよりも2~3倍の経費が掛かります。また住宅に関してもマンション(コンドミニアム)であれば、中心街であればOrchard、Bukit Timah、Tanglin、River Valleyなどでの家賃は月$7,000から$15,000まで価値が上がります。郊外であれば$3,300~$5,000となりますが、これはシンガポール平均収入の1か月分以上相当となり、会社からの手当て、もしくは高所得でなければ住めません。

つまり少し贅沢をするとなると、シンガポールの生活日本よりもはるかに高くなる場合がありますが、贅沢を求めなければ、生活には不自由しない国であります。

以上

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