シンガポールのチップについて

税務

こんにちは、シンガポール駐在員の和久井です。

日本人旅行者も多いシンガポールでは、ホテルやレストランなどで請求時に既にGST7%と共にサービス税というものが加算されているため、表示料金とは別途チップを払う必要はありません。またサービス税は飲食施設での食事やホテル宿泊時に払うというのが主ですが、場所によって請求されないところもあります。主に高級施設であれば請求されることが殆どかと思います。

また海外では、ホテルに宿泊時にはベルキャプテンに荷物を運んでくれたお礼にチップを渡す習慣は普通ですが、シンガポールはそういう習慣はありません。海外のホテルで渡さないということに違和感を感じることもあるかと思いますので、渡さないと気がすまないという場合、ではいくらぐらい渡せばいいかというと、個人によりますが、相場として$2や$5札を渡すと言ったところでしょうか。

またこのサービス税は主にホテル、レストランなどが対象となりますが、ホッカーセンター、マッサージ施設などの個人営業店や食堂は表記料金のみ支払います。レシートも発行されないですが、こうした場所は料金が低価格提供のためGSTやサービス税を納税義務が無い施設であるためです。また食堂で食事を終えたら、セルフサービスで食器を返却し自分で‘片付け’をするのが当たり前の日本ですが、シンガポールは使い終わった食器は机に放置して帰ります。食堂といった共同スペースでは、掃除担当の方、もしくは店の主が自ら回収しに行くというケースが殆どです。またオーダーした料理はフードコートでも席まで運んで来てくれる店も多くありますが、こうした清掃や提供するサービスにはチップを払うことがないというのは、旅行者にとって違和感があるところですが、低価格で済む為とても有難い話ではあるかと思います。

以上

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