経営計画について

ミンガラーバー
ミャンマー拠点の西野由花です。

 

企業にはそれぞれ経営理念があり、それを実現するために企業はビジネスをしていきます。
それは海外子会社・支社でも同様です。

しかし、昨今の新型コロナウイルスの流行は日本のみならず世界中に大きな影響を与え、それまでに立ててきた経営計画の見直しを行わなければならない。といった企業様もあるかもしれません。
いまここで、改めて経営計画とは何かについて、振り返ってみましょう。

 

経営目標、経営計画の基盤となるのが経営計画です。

創業者の思いである経営理念は、経営ビジョンという「ある時点でどのような会社でありたいか」、つまり将来像という形で示され、経営ビジョンを達成するための経営目標が数年後の企業のマイルストーンとして現されます。
そして、それを達成するための手段が戦略や計画として具体的に示されていくようになるのです。

上記の通り、まずは経営計画とは経営理念、経営ビジョンの実現のための具体的な方策や行動について定めていくものとなります。

経営計画のメリットは、

  1. 経営の方向性を明確にできる
  2. 経営者(子会社社長など)の考えの明文化ができる
  3. 従業員へ会社の方向性や方針をわかりやすく伝えることが出来る
  4. (従業員が計画策定に参加することで)経営思考、経営への参加意識を高めることが出来る

等が挙げられます。

 

経営計画の立て方にはガントチャート、PERT図など様々な方法がありますが、こうして様々な方法で作成した経営計画であっても、今回のような急な情勢の変化に合わせ柔軟な変更ということも考慮に入れていかなければなりません。
次週は、経営計画の修正について、二つの考え方を紹介していきます。

 

また、経営計画の他、事業計画の作成、見直しを行う際、特にこのような先行きが不透明な状況下では最悪の場合を想定した際の資金繰り(いくらキャッシュを保持していれば問題ないかなど)を再度確認しておく必要があります。

特に景気が良いときや、資金繰りの懸念などがないときは、損益計算書(PL)のみを確認しがちですが、現在重要となっているのはキャッシュフロー計算書となります。

 

キャッシュフロー計算書などを過去に作っていない企業様などは、今期の計画の中には必ずキャッシュフロー計算書が必要となってきますので、作り方などがわからない方や、一度資金繰り、事業計画の立て方の相談が必要な方がいましたら、弊社では独自で分析資料も作成しておりますので、ご連絡いただければ幸いです。

弊社ではその他にも進出前のFS調査から会社設立、会計・事務、労務、人事評価制度にいたるまで進出に係るサポートを一貫してご提供しております。
設立、設立後についてご質問やご不安などございましたら、お気軽に、下記までご連絡頂ければと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。


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Tokyo Consulting Firm Co., Ltd (ミャンマー)・ヤンゴン駐在員
西野由花(Nishino Yuka)

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