メキシコの首都について

今回はメキシコの首都についてお話します。

 

スペイン語名:DistritoFederal英語名:DistrictFederal

首都D.F.は、人口900万人を超す政治経済の中心地で、メキシコ第一の都市です。

多くの日本人は、メキシコ・シティをメキシコの首都と認識していますが、厳密にはD.F.が首都となり、メキシコ・シティは首都のD.F.を含んだ都市の名前となります。

メキシコ・シティ(LaCiudaddeMéxico)は人口が2,000万人を超え、ブラジルのサンパウロなどとともにラテンアメリカの中心をなすメガシティの1つです。D.F.の行政区分は、その名のとおり、どの州にも属さない連邦区となっています。

メキシコ・シティは、四方を山に囲まれた盆地にあります。もともとは、テスココ湖という湖があった場所で、16世紀以降にスペイン人によって行われた干拓で現在のような都市になりました。盆地といっても標高約2,240mに位置するため、気圧に順応できずに軽度の高山病になる旅行者もいます。睡眠障害、頭痛、食欲不振などさまざまな症状が出る可能性があります。実際に住んでみると、睡眠障害に悩まされている駐在員も少なくありません。

また、盆地状の地形を一因として大気汚染が深刻な問題となっていましたが、近年はディーゼル車規制などの成果が出て改善の方向に向かっているといわれています。

とはいえ、日本人からしてみると、まだまだよい環境とはいえず、鼻や気管支の調子が悪くなる駐在員も少なくありません。

 

 

以上、お読みいただきありがとうございました。

なお、本記事は2019年7月時点の内容となっております。最新情報やより詳細な情報は弊社サービスのWiki Investmentをご利用頂きたいと思います。Wiki Investmentへの登録は、下記のリンクからお願い致します。

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