メキシコにおけるT R T取得手続き中に180日を超えた際の出国について

こんにちは。

東京コンサルティングファームメキシコの渡辺です。

 

2019年は、大統領が変わった影響をきっかけに、メキシコ全土のTRT(一時在留許可証)の材料不足に陥り、INM(移民局)の動きが大変悪い状況が続きました。

当年においてはV I S Aの取得が、できず困った駐在員の方は多かったのではないでしょうか。

 

その中で多くの方からご質問を頂きましたV I S Aの手続き中に180日以上メキシコに滞在してしまっていたらどうなるのか?と言うことをテーマに解説してまいります。

 

 

結論から申し上げますとT R Tのない状態で180日を超えた時点で不法滞在扱いとなります。そのため出国をしようとしても空港の移民局職員に止められてしまいます。

法律上、出国することはできないのです。

 

どうしても出国する必要がある際は、お勧めできない方法ではありますが、空港の移民局職員に賄賂などを支払うことにより出国できる可能性はあります。

その際の金額などは職員によりけりです。

 

但し、この方法はとった場合、またメキシコに戻ってきた際に入国ができなくなるリスクがございます。また最悪の場合、会社としての雇用主登録を剥奪され、全駐在員がメキシコに滞在できなくなる危険性があります。

 

そのため、V I S Aの手続き中であっても180日を超えそうな場合は、一度出国をするか、T R Tの取得が完了するまでは出国をしないのがベストな方法かと存じます。

 

株式会社東京コンサルティングファーム メキシコ拠点
渡辺寛

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