中国基礎講座:董事会とは

 

こんにちは、中国・上海の執行 一希 (ジッコウ カズキ)です。

 

中国で会社設立する際に董事会(取締役会)を設定する必要がございます。
董事会とは何かを理解していただき、董事会の設定方法をご勘案頂き、会社運営に役立ていただけるよう説明を進めていきます。

董事会は、関連法律、行政法規と政策規定に基づき、会社または企業定款によって設立され、全体の取締役からなる業務執行機関です。次のような特徴があります。

 

董事会は、出資者(股东)または出資者総会(股东大会)という権力機関の業務執行機関であり、会社または企業及び業務経営活動の指揮と管理を担当し、会社の株主会または出資者総会(股东大会)に対して責任を持って報告する。株主会(股东)又は株主総会(股东大会)による決定は、董事会が実行しなければなりません。

 

有限公司は「会社法」第44条の規定により、有限責任会社は董事会を設置し、そのメンバーは3-13人設定する必要がありますが、「会社法」第50条の規定により、有限公司は、株主数が少ない又は規模が小さい場合、執行董事を設定し、董事会を設置しないことができます。

董事会は董事長、副董事長、董事から構成され、会社業務の執行は総経理、副総経理が担当します。

 

董事会の権限
「董事会は、その企業の定款に基づき、企業の発展計画、生産事業計画、予算、利益の分配(配当)、労働賃金計画、企業活動の中止、正副総経理、総工程師、総会計師の任命とその権限、待遇の決定など、合弁会社の全ての重要問題を討議し決定する」

董事会の責任や意義をご理解いただけたでしょうか。
董事会を構成する方々はご自身の役割を再認識し、董事会の設計方法の一助となればと。

 

参照:中華人民共和国中外合資経営企業法
中华人民共和国公司法

董事会の設計方法の再考をご希望でしたら下記アドレスまでご連絡ください。

 

 

东顾企业管理咨询(上海)有限公司 / Tokyo Consulting Firm Shanghai
執行一希 (jikko kazuki)


E-mail:jikko.kazuki@tokyoconsultinggroup.com

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