中国基礎講座:監査役(監事)の役割

 

こんにちは、中国・上海の執行 一希 (ジッコウ カズキ)です。

今回は董事会の役職の中で監査役(監事)に関してご説明したいと思います。

監査役(監事)の仕事は董事会で牽制体制を保つための責務を担っています。
具体的な業務は以下が挙げられます。

 

有限公司は監事会を設置し、そのメンバーは3人を下回ってはならなく、出資者数が少ない又は規模が小さい有限公司は、1名から2名の監事を設置することができ、監事会を設置しないこともできます。

 

監事会、監事会を設置しない会社の監事は以下の職権を行使します。
(一)会社の財務を検査。
(二)董事、高級管理者が会社の職務を執行する行為を監督し、法律、行政法規、会社定款または出資会決議に違反する董事、高級管理者に罷免の提案を提出。
(三)董事、高級管理者の行為が会社の利益を損なった場合、董事、高級管理者に是正を要求。
(四)臨時出資者会議の開催を提案し、董事会が本法の規定を履行しない招集と出資者会議の責任を主宰する時に出資者会議を招集し、主宰。
(五)出資者会議に提案を提出。
(六)董事、高級管理者に訴訟を提起。
(七)会社定款に規定されたその他の職権。

 

加えて、董事会会議に出席し、董事会の決議事項に対して質問または提案を提出することができます。

 

今回は以上となります。
董事会変更手続きの依頼をご希望でしたら下記アドレスまでご連絡ください。

参照:中华人民共和国公司法

http://www.npc.gov.cn/npc/xinwen/2018-11/05/content_2065671.htm

 

 

东顾企业管理咨询(上海)有限公司 / Tokyo Consulting Firm Shanghai
執行一希 (jikko kazuki)


E-mail:jikko.kazuki@tokyoconsultinggroup.com

※)記載しました内容は、作成時点で得られる情報をもとに、
最新の注意を払って作成しておりますが、その内容の正確性及び安全性を保障するものではありません。該当情報に基づいて被ったいかなる損害についても情報提供者及び当社
(株式会社東京コンサルティングファーム並びにTokyo Consulting Firm Co.,Ltd.)は
一切の責任を負うことはありませんのでご了承ください。

関連記事

ページ上部へ戻る