中国基礎講座:法定代表人とは

 

こんにちは、中国・上海の執行 一希 (ジッコウ カズキ)です。

 

董事長、董事、総経理、監査人など中国で有限公司を経営するなかでそれぞれ役割があります。その中でも法定代表人とは何かを知り、法定代表人にこれから着任する方に知っていただき、役割やその重要性を理解していただけけるよう説明していきたいと思います。

 

「法定代表人とは」本会社を直接代表して人民法院に訴え、訴えを提起する権利があり、その訴訟行為は、本会社(または法人)の訴訟行為であり、直接に本会社(または法人)に対して法的効力を発生する。法定代表者と法人の代表は一定の区別があり、代表者の行為は代表者自身の行為ではなく、代理人に対して直接的な法的効力が発生するだけで、法定代表者の行為は企業、事業体など自身の行為である。

 

つまり、企業が意思決定した事象は法定代表人の行為ということであると解釈できます。税務問題に直面した場合は法定代表人に説明責任が発生し、訴訟がおこった際にも法定代表人に責任が生じます。
また、董事変更などの企業における変更事項がある際には法定代表人の署名が必要になります。日本在中であっても法定代表人に任命できますが、手続きの際、日本から署名を取得する必要が出てくるため、企業の意思決定を早めるには中国へ駐在する方を法定代表人にすることをお薦めします。
各種変更手続きの依頼をご希望でしたら下記アドレスまでご連絡ください。

 

参照:《中华人民共和国民事诉讼法》第四十八条规定
http://www.npc.gov.cn/npc/xinwen/2017-06/29/content_2024892.htm

 

 

东顾企业管理咨询(上海)有限公司 / Tokyo Consulting Firm Shanghai
執行一希 (jikko kazuki)


E-mail:jikko.kazuki@tokyoconsultinggroup.com

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