経済特別区について

その他

 

こんにちは、カンボジア駐在員の公認会計士の熊谷です。

今日は経済特別区(Special Economic Zone:SEZ)についてご説明いたします。

 

経済特別区とは、以下の要件を満たした区域を指します。

1 面積50ヘクタール以上

2 経済特別区管理事務所の設置

3 すべてのインフラが備えられていること(電力、給水、廃棄物処理、環境保護等)

 

経済特別区へ入居した場合、前回ご説明したように、法人税、輸入関税、付加価値税の免税を受けることができます。

 

現在カンボジアでは34箇所が認定されておりますが、実際に稼働しているのは8箇所のみとなっています。

1 プノンペン経済特別区

2 マンハッタン経済特別区

3 タイセン経済特別区

4 シハヌークビル港経済特別区

5 シハヌークビル経済特別区

6 コッコン経済特別区

7 サンコーポイベド経済特別区

8 ドラゴンキング経済特別区

 

今、一番熱い経済特区は、サンコーポイベド経済特別区でしょうか。タイ国境に隣接している区域ですが、日系SEZであり、日本企業が進出しやすい区域といえるでしょう。

また、プノンペンからはやや遠いですが、タイの首都バンコクからは比較的近く、アクセスしやすいというのも利点です。加えて、タイ国境付近のためタイからのトラックの荷積替をする必要がなく流通という面でも好条件となっています。

このような条件となっているため、タイに工場を設営し、自動化できないプロセスに関して、カンボジアの低廉な労働力を生かしポイベドに施設を設営するというスムーズな流れが可能です。最低賃金が上がっているとはいえ、近隣諸国と比べ、カンボジアの労働力はまだまだ低廉です。上手くその状況を用いていくのはいかがでしょうか。

以上です。

  

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