従業員給付について

会計

皆様、こんにちは、カンボジア駐在員の公認会計士の熊谷です。今週は従業員給付についてご説明いたします。

 

従業員給付ですが、IASでは次の4つに分類されています。

 

1  短期従業員給付

 短期従業員給付とは、従業員が関連する勤務を提供した年次報告期間の末日後12か月以内にすべて決済されることが予想されるものです。

 賃金、給与、社会保険料、賞与などが含まれます。

2  退職後給付

 退職後給付とは、雇用の完了後に支払われる従業員給付です。

年金、退職一時金、退職後生命保険、退職後医療給付などが含まれます。

3  解雇給付

 解雇給付とは、従業員の雇用の終了と交換に提供される従業員給付です。

 次の場合が含まれます。

 ・通常の退職日より前に発生する雇用の打ち切り

 ・希望退職とそれに伴う給付の発生

4 その他の長期従業員給付

 上記の3つ以外の給付はすべてこの項目に含まれます。

 ・賞与でも、12か月以内にすべて決済されないのであれば、こちらの項目に含まれます。

 ・利益分配、繰延報奨などがここに含まれると思われます。

 

 

 

今週は以上です。

会計処理で不明点等ございましたら kumagai.keisuke@tokyoconsultinggroup.com

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