カンボジア企業経営への心得

経営

皆様こんにちは、カンボジア駐在員の澤柳です。             

さて、今回のテーマは「継続と徹底」です。

 

昔からよく言うように「一言、事を破る。一言、人を誤る」と、うっかり言った言葉やちょっとした行為であっても、その人の人間性を決定してしまいます。ちょっとした日常の会話や振る舞い、言葉遣いや口癖など、何でもないような行動にその人の人生の背景や哲学、思想を知ることができるものです。

ドラッカーの著書で有名な「真摯さ」という言葉があり、似たような事例がそこであげられていますが、「真摯さとは取ってつけるものではなく、すでに身につけておかなければならないもの」であり、特にリーダーにとっては必要なものの一つです。部下は上司を2、3週間程度で真摯さがあるかないかを見破ってしまいます。それはちょっとした日々の会話や行動から真摯さが誰でも判断できてしまうのであり、その真摯さの有無でリーダーとしての資質を試されることになります。

日々、継続して行わなければならない仕事や業務がある人が大半だと思いますが、この継続して行う事に対する姿勢でも、実はリーダーの資質を問われます。継続は力なりと言いますが、継続して実行する事で他の見本となり、そしてそれは我々の「リーダーシップの源泉」となります。その一方で、徹底してその事を成す時、それは我々の「リーダーシップの強さの基盤」となります。徹底して実行することがなければ、それは継続して行なっているだけに止まり、そこに強さは生まれません。強いリーダーシップも生まれません。

継続して行うことと、徹底して事を成すこと、それぞれ似ているような行動ではありますが、その違いに気づくことでより素晴らしいリーダーに近づくのだと思います。

 

 

澤柳 匠

 

関連記事

ページ上部へ戻る