Leave Register(有給休暇の管理)について

労務

こんにちは。
Tokyo Consulting Firm Co., Ltd. 斎藤です。

バングラデシュには、3種類の有給休暇があり会社は社員ごとに毎年Leave Registerを発行し、

有給休暇の日数や買取日数等を記録し保管しておく必要があります。

3種類の有給休暇は、それぞれCasual leave(臨時休暇)、Sick Leave(傷病休暇)、Annual Leave(有給休暇)と呼ばれ、

Annual Leave(有給休暇)のみ翌年度への繰り越し及び有給休暇の買取が可能です。

Leave Registerは労働法上、From-9というフォーマットに従って記載するよう定められています。

 

【Leave Registerへの主な記載項目】

・従業員名

・従業員番号

・従業員の入社日

・前年度繰り越し有給休暇日数

・有給休暇の買取日数と有給休暇の残日数

・今年度分のCasual leave日数、Sick Leave日数、Annual Leave日数

(労働法上、Casual leaveは年間10日、Sick Leaveは年間14日与える事となっています。)

・従業員の署名

・雇用主もしくはマネージャーの署名

 

 

労働法上、Leave Registerの保管義務はあるものの提出義務はなく、

多くの会社が労働法に沿った形でLeave Registerを管理しているケースは少ないのが現状です。

2018年末に行われる選挙に伴って労働法の見直しも検討される為、

会社コンプライアンスが厳しくなる可能性が懸念されます。

 

 

Tokyo Consulting Firm Limited

 

齋藤かおり

日本国内だけでなく、海外進出した日系企業をサポートしたいという思いから、東京コンサルティングファームに入社。 今後さらなるマーケットシェア及び、経済成長が見込めると考え、バングラデシュに赴任を決意した。 日本とバングラデシュの相互発展に貢献し、コンサルタントとしてクライアントに最高の価値を提供するため、日々奮闘している。

el: +880-1777-961437

E-mail saito.kaori@tokyoconsultinggroup.com

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